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オーストリア・シュワッツ市に本社を置くチロリット社は、70余年の歴史を有し、世界最高の品質と55ケ国以上にわたる営業綱を持った、ヨーロッパ随一の研削砥石メーカーです。本社工場の生産規模は年間約15,000トンに達し、その約90%を世界80ケ国以上に輸出しています。又その生産品目も、用途にあわせた豊富な各種ボンドを駆使して、アルミナ系、シリコンカーバイド系、ダイヤモンド、及びCBN等の、研削製品全てにわたっています。
テロリット本社工場全景 |
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1.優れた切れ味 |
ヨーロッパ生まれのチロリット研削砥石は、厳選された砥粒や、多種の混合砥粒、結合剤、組織など、永年にわたる研究と研削テストの集積によって、従来の砥石の常識を破る優れた切れ味を実現しました。
平面研削性能比較表〔例〕
使用機械 :SG-52FVC
砥石サイズ:1号平形 205×19×50.8
研削条件 :テーブル速度=25m/min
切込み量=0.01mm
クロス送り=3mm湿式研削 |
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2.ドレス間隔の延長 |
チロリット砥石は独自のボンド研究・開発により、砥石構成要素の相乗効果を最大に高め、目づまりや焼けを防止し、少ない砥石摩耗と少量のボンドで、研削鋭刃の自主を促し、ドレスインターバルを大幅に延ばすことができます。 |
3.加工材質に適応する豊富な砥粒 |
チロリット砥石は、一般的な標準砥粒はもとより、それらをミックスした混合砥粒を豊富に取りそろえているのも大きな特長です。砥粒のもつ特性が最大に発揮され、あらゆる加工材質・条件に対して最適な砥粒を選定することができます。 |
4.加工目的に合った多種の標準粒度 |
砥粒の大きさーすなわち粒度は、研削条件・能率・精度などその加工目的に合わせて選定しなければなりません。チロリット砥石では、その全てを満足させるため、基本粒度と混合粒度を標準化し、各粒度とも4種類のバリエーションがあります。
〔例〕89A602H8AV217
60♯=54♯(33%)+60♯(34%)+70♯(33%)の混合
601♯=60♯(100%)
602♯=60♯(50%)+70♯(50%)の混合
609♯=60♯(50%)+70♯(30%)+80♯(20%)の混合 |
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5.気孔の大きさの指定が可能 |
発熱をきらう材質やクリープ研削など、加工条件によって完全な切り粉の排出が必要な場合、チロリット砥石は組織だけでなく、気孔の大きさを調整することにより、通常の多孔性砥石ではおよばない、優れた効果を発揮させることができます。
〔例〕C120F8AV18P8
P8=気孔の大きさ80♯を表わします。 |